【終了】満員御礼!南阿蘇村ツアー~は終了しました。

フルスプ**fleursoupe**

2008年09月08日 09:10

9月6日、フルスプ主催イベント第1弾「南阿蘇村ツアー」が無事終了しました。
 

 

第1弾のプチ遠出EVENTでしたので、お天気が気になりましたが、
すっかり秋晴れのいい日になりました。ご参加いただきましたフルルさんありがとうございました。
皆様の笑顔は今でも忘れません。

天然酵母パンのめるころさん、そしてフェアートレードのラブランド社長の清田さん
そして自然食研究家のかるべけいこさんと野中元さん、丁寧にご案内、ご説明くださりありがとうございました。
photo:hajimenonaka

ドリジョイは、素敵なフルルさんと、楽しい時間を過ごす幸せづくりの大好きな<フルスプ>でプロデュ-スしています。これからもよろしくお願いいたします。

以下、このイベント記事です。<スタッフブログから抜粋>

以下、当日の模様を実況中継さながらに熱の入った記事でご紹介いたします。

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このイベントの仕込みに行ったときと違って、素晴らしい秋の空でした。
定員ぴったりの10人の皆さんのご参加を得て始まったツアー。

まず向かったのは、旧長陽村にある大人気パン屋さん「めるころ」さん。

もう説明不要の、おいしいパン屋さんです。

店内のカフェコーナーでフェアトレードコーヒー(525円)を飲みながら、めるころのスタッフさんからパンの作り方などについて、丁寧に説明していただきました。
めるころでは、朝2時ぐらい(って、朝じゃないし…)からオーナーさんが仕込みに入られ、従業員さんもほぼそれに近い時間に出勤して作業をされて、あのおいしいおいしいパンが販売されるということだそうです。

思い思いのパンを買ったあと、めるころの向かいにあるフェアトレードショップ「LOVE LAND」へ。

こちらでもオーナーさんからフェアトレードのお話を聞かせていただいたあと、買い物です。
フェアトレード商品、本当に可愛いものが多くて、皆さんここでも思い思いのものを買い求めておられました。

このツアーの参加費は2,000円ということになっていましたが、この時点で大半の人が、参加費を上回る出費をされていた感じでした。恐るべし南阿蘇R325沿い!女子(一応)のハートをクギヅケにするステキグッズ&フーズ、各種取り揃っておりました~

そしてついに、この日のメインイベント・野中邸にお邪魔して、かるべけいこさんのおいしい自然食ごはんのご相伴に預かることに!

空腹感を醸し出しながら登場したわたしたちを、ラブリーな野中家のおひめさまがお出迎えくださいました。

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野中邸の外です。

左の写真は、もう言葉も要らないような阿蘇の山。日々絶景のある暮らしです。
右の写真は、野中邸のすぐ前を流れる、澄み切った水の用水路。
まだあります。

野中邸の裏側に広がる、野中さんが手塩にかけて育てている、見事な田んぼ。ここに来て15回目の収穫がもうじきで、教科書のような立派な穂が頭を垂れつつありました。
あと、60年前の立派な民家の野中邸の鬼瓦?えびすさん?

家の内部もこんなんだし。自然の光、自然の風が心地よく入る昔のおうちは、なんちゃってカメラマンがコンパクトデジカメで撮影しても、どの部分もとっても絵になります。うっとり…
(家の内部については、仕込みにいったときの記事もご参照ください → 

お邪魔したとき、空腹感を隠しきれないわたしたちを、野中家のおひめさまの次に迎えてくださったのは、野中家のお坊ちゃま。少し時間をおいて、かるべけいこさんの夫で写真家の野中元(はじめ)さんも。
野中さんは、「まだ(かるべさんは)ご飯作ってるところですので。どうぞくつろいでいてください」と言いながら、お坊ちゃまとふたり、どこからか持って来た大きなテーブルを客間に3つ、本当に手際よく並べてくださいました。
さらに、

野中家のおひめさまとふたり、お箸、箸置き、取り皿を丁寧に並べていかれます。
これも野中家のおもてなしの一部なのだと承知しつつ、13人分(わたしたち10人+野中家4人-出かけたお坊ちゃま)の大量の食器並べは大変かと思い、恐る恐る「お手伝いすること、ありませんか」と尋ねたところ、野中さんは、「僕も外食産業にいましたから、こういうのを並べたり、食べた後片付けたりするのは、当たり前、自然のことなんです。だから、(お手伝いは)大丈夫ですよ」とこともなげにお答えくださいました。
夫…夫に欲しい……

その後、空腹感が充満しまくってきた客間に、家の奥の魔法の台所から小出し、小出しで運ばれてきたものは…

野中家がオーダーメイドするぐらい気に入っておられる、京都・陶葊(とうあん)さんの美しい食器。
ほんとに惚れ惚れ… (リンク先見ていただくとわかりますが、本当に上等の食器たちなんです)

ふっくら炊かれた1升のごはん(自家製米)が詰まった、昔ながらのお釜~

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たまねぎのスープ

これも、かるべけいこさんの本には載っていないひとしな(この後ご紹介するお料理も、本には載っていません)。
茶色くなるまで炒めたたまねぎの出汁と、少量のお醤油のみで味付け。麩も入っていました。
たまねぎと言えばコンソメスープですけど、コンソメなど入れなくても、丁寧に作ればこんなにおいしいのだ。

かぼちゃとえのきだけの煮物

これも味付けは、醤油と少量のみりんのみ。野中家では、砂糖は基本的に使わないそうです。野菜の甘みだけで十分だとか。
確かに!

玄米豆乳クリームコロッケ

大きさがわかりにくいですが、一口大の小さめコロッケです。
中には、豆乳で煮た玄米(リゾット風?)が詰まっている、からっと上がった軽いコロッケ。どうやったらこんなにからっと上がるのかしらん?と思うような「からっと」具合でした。

最後に、単品で食べでも甘くておいしい、絶品ごはん。

それにしても、上等の器に素材の味の生きたお料理が、ほんとによく合います。

…ということで、野中家の畑でその日に穫れる野菜をメインにした、夏のおわりの絶品ごはん達でした。
自然の甘みと、手間暇掛けて丁寧につくることの大切さを実感しながら(それでもかるべけいこさんは、これら8種類のお料理13人分を、たった3時間で作り上げられたということなのですが…)、皆さんひたすら無言で完食いたしました。ほら、ちょうどカニを食べているときのような状況です。あまりに夢中で食べているので、言葉が出ないんですね♪

絶品ごはんを食べ終わり、その満足感に骨抜きになりかかったころ…

かるべけいこさんご登場~
もうその年齢不詳のかわいらしさに、参加した女子(←一応)一同、小さくため息です 
からだにいいものを食べてると、あんなにほそくってお肌もつるっつるなのかしらねぇ…なんて話をしつつ…(いえ、そういう問題ではなく、かるべさんはもともとが、とっても可愛らしい方なんでデスね…)

やっぱりステキだ、野中ファミリー
取材にお伺いしたときに話としてはお聞きしたものの、正直、実感としてはあまりなかったのですが、おもてなしがすべて自然だったんです。本当に、野中家の日常の一部にお邪魔してるかんじ。
でも、お料理をふるまってくださる器は超一流品だったり、テーブルには清潔なテーブルクロスをきちんとかけてくださったり…と、押し付けがましくなく、他人行儀でもなく、の寸止めのレベルの、非常にさりげなくて肩の力が抜けてる、心地よいおもてなしをしていただいたなぁという感じが残りました。

かるべけいこさん&野中元さん(&坊ちゃま&おひめさま)、このたびは本当にありがとうございました。
お忙しいなか、気持ちよくお迎えくださったことに、心から感謝です。
からだじゅうがばりばりに硬くなってきたら、そっと訪れますので、また骨抜きにしてください

野中家のHP → 
かるべけいこさんの本「自然がくれた愛情ごはん」 → 


EVENT開催時の募集記事はこちら↓
e nonaka
南阿蘇村 お楽しみツアー 

こんなに素敵に暮せてる人はいないかもね。かるべさんの野中家。(取材はこちら
夫婦で自給を目指して南阿蘇村に移住。全国で料理教室の講師として活躍するほか、自宅にて<食のアトリエかるべ>を主宰。皆でおしかけてみません?
自然食料理家(かるべけいこさん)とめるころとLOVELANDめぐり南阿蘇村ツアーを
企画することになったら、へろへろ小チェリの喜びもひとしお定員10名
日時:2008年9月6日(土)
    10:00~市民会館前に集合(車は乗り合わせましょうね)
場所:南阿蘇村
参加費:2000円
おはなし:野中 元 氏
お料理:かるべけいこ さん

<盆明けに山の気候が朝晩の寒さを運んできたら、やがて収穫の秋。我が家の目の前に植えられた田圃の稲には、見過ごしてしまいそうなほどちいさな稲の花が咲き、時折混じってしまった赤米の穂が、思わぬ彩りを添えてくれます。=自然がくれた愛情ごはん=より>

かるべ けいこ (カルベ ケイコ)       
1969年福岡県出身。自然食料理家、栄養士。中村学園大学食物栄養学科を卒業後、外食産業勤務を経て、夫婦で食の自給を目指して94年に熊本県南阿蘇村へ移住する。景観豊かな自然の中で、自家菜園の無農薬野菜で作る自然食料理に目覚める。全国で料理教室の講師として活躍するほか、自宅にて「食のアトリエかるべ」を主宰。素材の自然な甘さを生かした風味豊かなお菓子や鉄火味噌、天然酵母パンなどを、ひとりひとりのために丁寧に作り続けている。一男一女の母。夫は、写真家、野中元

お申込みは8月25日までフルスプまで
ご参加のメールはこちら→●


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